ホッキ魚醤が病院食に

当店でも販売している「北寄魚醤」が、病院食に採用されたとの記事が昨日の苫小牧民報に載っていました。
まず魚醤って何~?という方も多いのではないでしょうか。
販売開始の時にも書きましたが、魚醤とは魚介類を原料としてつくった醤油のことです。
腐敗を防ぐための塩とともに漬け込み、数ヶ月間発酵させると、魚の内臓や肉に含まれている酵素で魚自身のタンパク質などを分解することによって作られます。
分解されたタンパク質は、グルタミン酸をはじめとするアミノ酸やペプチドといった物質になります。
こういう風に説明されてすぐ、魚醤のことが分かるのは食通の方かしら、わたしはまだピンと来なかったんです。
三月より販売をすることにより、現物を見て料理に使うことで魚醤のことを少しずつ分かったような気がしています。
その魚醤を、苫小牧産のホッキ貝から作ったのが「北寄魚醤」
そしてその北寄魚醤が病院食に採用されたとの記事。
前置きが長くなってしまいましたけれど、特性などもわかりやすく書かれていますので、記事を抜粋させていただきます。

ホッキ魚醤、販路広がる
 苫小牧のTSOスタッフが開発
岩城産婦人科が病院食に採用
苫小牧市しらかば町のTSOスタッフ(太田正輝代表)が開発したホッキ魚醤(しょう)が、今年に入り販路を拡大している。
これまで試験販売してきたものを今年から本格的に販売。
市内の飲食店のほか、苫小牧市緑町一の岩城産婦人科(岩城雅範理事長)が十月一日から、病院食にホッキ魚醤を使用したメニューを取り入れるなど着実に広がりを見せている。
同院での魚醤を使用した病院食は平均毎日一回、一品で、メニューはいため物や煮物など。
使用量は風味付け程度から味付けのメーンとなっているメニューまで。
八月下旬から試験的に導入し、アンケート調査を実施したところ味も「おいしい」との答えが八割だった。
導入の決め手は防腐剤や化学物質を使っておらず安全は部分。
岩城理事長は「化学物質の摂取量が多いとアトピーの子が多いと言われているが、その面で安心。母乳の心配もいらない。」と話す。
低カロリーながら必須アミノ酸も大量に含まれている部分も魅力。
市内の専門業者による同商品のデーター分析結果によると、血圧降下作用があるタウリンが百㍉㍑当たり四千九百二十㍉㌘、うまみ成分で疲労回復効果があるグルタミン酸も同千二百四十五㍉㌘と豊富。
岩城理事長は「アミノ酸は体をつくるのに必要な物質。低カロリーで必要な栄養が取れるのは妊婦に非常に良い」と太鼓判を押しており、飲食店に限らず医療分野からも注目を集めそうだ。

                                       2008年10月6日 苫小牧民報より抜粋
お母さんの食べ物で母乳の味も変わり、時には母乳嫌いになることもあると聞いたことがあります。
低カロリーで栄養が取れて、防腐剤や化学物質を使っていない、
そして美味しい、これって最高ですね。。。
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